デザイン力とは、ロジカルに創造し、実現可能なフォルム化を施して、行動喚起させること。行動喚起させる「力」が、デザイン力です。

  • 「フォルム化」とは、想像したものを現実的に見える形にすること.
  • 「フォルム化」は”機能的”で”装飾的”なものであり、かつ、魅力的であること.
  • 「フォルム化」したものは、お客様に感動を与え、共感できること.

フォルム化するとは、シルエットを理解し、シルエットを造形することです.

  1. シルエット(輪郭)を理解するとは、WHY(社会的意義、倫理観)+HOW(市場性、流通性、価格、商品性)+WHAT(商品、機能、仕様)の3要素がストーリとしてまとめ、腑に落ちることです.
  2. フォルム(形態)とは、シルエットをより具体化したもので、「NOW-行動喚起(背中を押す・・・このマークが目印です!)」というような行動させることが目的です.

→企画には“What to Say (何を言うか)”と“How to Say (どう言うか)”の2ステップがあります。これは図らずもデザインでも同じプロセスであり、“What to Design (何をデザインするか)”と”How to Design (どうデザインするか)”という全く異なるフェーズがあります。

このように、「デザインをする」という行為は、積み上げ式のプロセスを経て、初めてクリエイティブ(創造)をする段階に入ります。初めからクリエイティブから始めることは、デザインとは云い難く、むしろアートに近い考えです。

  • デザイン(design)とは、芸術的要素を用いて”問題解決”をする行為.
  • アート(art)とは、芸術的要素を用いて”問題提起”をする行為.

芸術的要素を用いるのは同じですが、結果が大きくことなることを理解し、取り組むことが大切です。